家づくり豆知識2020年6月1日エネファーム・エコジョーズ・エコキュートの違いについて~注文住宅 立川 八王子~
「住宅会社選び専門店」おうちの相談窓口・高木です。
近年、エコキュート・エコジョーズ・エネファームといった省エネ製品が登場していますが、似たような商品名だったり、どう違うのかわからなかったりしますよね。
住宅においては、省エネ住宅の推進がはかられており、新築時に取り入れる方も多くなってきました。そこで今回は、それぞれの特長と、製品の比較をしてみたいと思います。
「エネファーム」の特長は、発電能力と給湯能力の高さです。タイプによって数値は異なりますが、発電効率は40%程度のものが多く、中には50%を越える製品もあります。太陽光発電の発電効率がおよそ20%だと考えると、その発電能力の高さがわかります。
発電時に発生した熱は給湯機能に有効活用。また、水素と酸素から発電する燃料電池の仕組みを活用しているので、二酸化炭素の排出量が少なくなります。
停電時、自立運転可能なものと可能でないものがあり、性能が高い反面、初期費用の高さがネックとなります。
「エコジョーズ」のポイントは、燃焼排気からさらに熱(潜熱)を回収し有効活用できることです。従来は、お湯をつくる際に発生する高温の熱を空気中に放出していましたが、その排気熱を回収し再びお湯をつくる際に活用しています。そのため、ガス料金の節約ができるほか、二酸化炭素排出量削減にも貢献できます。
ただ、通常の給湯器に比べて高くはなります。「家族の人数が少ない」「湯船をあまり使用しない」といった、給湯機能をあまり使わない場合は、導入コストと見合うかどうかを確認しておくと安心です。
「エコキュート」は、電気でお湯を沸かすところに大きな特長があります。また、電気料金が安くなる深夜電力を使用するので経済的で、オール電化と組み合わせれば光熱費の削減につながります。
また、災害で断水になった際はタンク内のお湯を非常用水として使うことも可能です。なお、貯水タンクは魔法瓶のようになっていますので、停電時などでもお湯を取り出すことができるのもメリットと言われます。
ただし、空気の熱を利用するため、気温が下がる冬期は熱効率が下がり、相対的に光熱費がかかってしまう傾向にあります。また、沸かしたお湯を給湯タンクに溜める仕組みなので、使用する量によってはお湯切れになるリスクがあります。
いかがですか?ちょっと難しくなってしまいましたが、参考にして頂きたいです。
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