家づくり豆知識2020年12月7日家が欲しい方がいう無茶苦茶なこと。
みなさんこんにちは
今回は住宅購入希望者の方が知識不足からでる理想と現実のギャップについてお話していきたいと思います。
皆さんはTVで上京する女性が家を借りるのに密着した番組を見たことはありますか?
あの番組をみて『そんなの無理に決まってるじゃん』と思って、面白さを感じつつ、最後どうなるのかなと思っているかたもいると思います。
どうしてそんなことを思えるのかというと、知っているからです。
知らない女性が無茶な条件を出しているというのがわかっている時点で、『そんなの無理だよ』と思えているんです。
それって、経験があって、基準がわかっているからですよね。
しかしながら、マイホームとなると初めての方がほとんどですので、この現象が起きるわけです。
まずはじめに、駅徒歩15分の土地がいい。というところです。
賃貸で探しているなら全然おかしくない希望なのですが、マイホームとなると、結構無茶苦茶なことなのです。
駅徒歩15分というのは立地的にものすごくいい場所です。人が多く集まるエリアで、商業施設がメインに建てられる『商業地域』として指定されているところがほとんどです。
デパートが建てられるエリアなのにそこに【ポツンと一軒家】がたってたら無茶苦茶ですよね?そのエリアにどうしても建てたいのなら、マンションを建てて屋上に住んだ方がいいと思います。
デパートが建てられる『商業地域』は土地の広さにある程度建物の面積をとっても大丈夫ですし、高さも高く建てられます。
そう考えると一坪当たりの金額はどうしても高くなります。
有り余るほどお金を持っていればどの土地を買っても良いと思います。しかし、限られたお金の中から、土地と建物を買わなければなりません。
土地の価格は買おうと思わなければいくらというのはわかりませんし、知ろうとも思いませんので、希望と現実のギャップが起きてしまうのです。
現実を受け入れて、自分が出来る範囲を少しずつ分かっていくのが、家を買える一番の近道です。
次回は家の資産性についてのギャップについてお話していきたいと思います。