家づくり豆知識2021年11月29日【家 相談 どこ?】家は買ってからがスタート

皆さんこんにちは
今回は『家は買ってからがスタート』というお話をしていきたいと思います。

よくある失敗あるあるで、
『建売を買ったら住んでみてなんかしっくりこない』
『中古を買ったらすぐにあちこち不具合が発覚した』
『土地を買うのに合わせて住宅会社を慌てて決めたが打合せ通りの家に全然ならなかった』
というものです。

しかし、最後のケースを除き、買ってしばらくしてから発覚するものです。
初めての住宅購入は買うことが目的になってしまい、住んだ後のことを考えないで決めてしまうことが多いというのが実情です。

理由としては
①場所を優先しすぎる。
②価格を優先しすぎる。
③よくわからないと考えることをやめてしまっている。
という事があげられます。

シンプルに考えると、
①住宅設備は本体と比べて寿命が短い。
②生活スタイルが変わることを認識しておく。
③ペットを飼うことに似ているということです。

①については
建物本体は屋根、外壁のメンテナンスをしっかりして、内部の結露に気を付ければ、50~60年以上持つといわれています。
それに比べて住宅設備の耐用年数は10~15年といわれています。
注文住宅や建売を購入をする際にはこれらが壊れることを考えていません。もちろん新しいものを買うのですからそんなこと微塵も考えないでしょう。
そして『一生に一度のことだから』という理由で豪華なものを選びがちです。住宅会社の営業の方はグレードの高いものを選んでもらえば選んでもらうほど利益が上がるので、
反対したり、止めたりする人はいないでしょう。もちろん予算の限界はありますので、その中で出来る金額までは一切止めたりしないでしょう。
そして、年月が経ち、一生に一度と入れた住宅設備が壊れたとき、次に入れ替える住宅設備は同じものか、それ以上のものを求めるようになります。
住宅ローンは借金の中で一番金利が安いといわれています。入れ替えをする際には現金一括払いか、リフォームローンで支払うことになります。
住宅ローンとリフォームローンが重なるということにもなりかねません。余計にお金がかかることになります。
グレードについては自分の基準を最低限満たした範囲から選択する方がいいでしょう。

②については
生活スタイルの変化をあまり考えずに今の欲望をそのまま叶えた結果、老後に苦労してしまう。というケースが考えられます。
場所を優先しすぎて、狭小三階建て住宅を選択し、老後に足腰が弱くなり、3階を全く使わなくなってしまうケース。2階に上がるのも一苦労なんてことにもなりかねません。
その時にはやっていたスタイルを取り入れすぎて、年月が経った結果かなり流行おくれになってしまい、気に入らなくて全体にリフォームすることになってしまったなんてことも。

子供部屋を大きくしすぎて、独立して出ていったあと活用しないスペースになるケースもよくある話です。
家自体を小さくできると、建てるときの金額を抑えることもできるので、このことも考えてみた方がいいでしょう。

③については
これが一番この記事の中で言いたかったことです。
飼い始めにどんなペットを買うかによって、その後にかかってくるお金が違うということにとても似ています。
・安くて病気がち、病院代のかかるペット
 家でこのケースに該当するのは、建売住宅やローコスト住宅です。病気がちというのは抵抗力のことを指しています。外壁や屋根などの外から身を守る部分の材料があまりよくないと、
 骨組みに雨が侵入し、大きな病気につながる可能性があるということで、病気にならないようにメンテナンスが細かく必要になるということです。
・ペットショップで結構大きくなった安くなっているペット
 家でこのケースに該当するのは、中古住宅です。ペットショップはあまり自由の無い空間で、少なからずストレスの蓄積があり、どのように育てられたかもあまりわからないですよね。
 買ってからすぐに病気になってしまったり、あちこちで粗相をしたりする可能性があります。
 家に置き換えるとメンテナンスをしていない家にあたってしまうと、正常な状態に戻すのに建て替えるくらいの金額がかかってしまう可能性も考えられるということもあります。
 住宅設備が住み始めてからあちこちで壊れてしまうケースもあります。
・希少性が高く、値段もエサもたかいペット
 家に置き換えると一等地に贅を尽くした家を建てるということになります。デザインも自分の思い通りにすべて作ることです。
 こんなことを出来るのは一部のお金持ちなのであまり参考にならないですよね。
・証明書のついた自分が安心して出せる金額の本当に欲しかったペット
 これが家に置き換えても理想的なおうちの買い方です。証明書については家に関しては必ず取得しないといけないということではなく、それくらいの性能を確保することが大切ということです。そして、安心して出せる金額で、性能を確保して自分たちが望んでいる最低限の内容をクリアした家を手に入れることが何より大切ということです。
 安心のラインを確保していれば、必要以上に家計に負荷をかけることなく、貯蓄に回すことができ、メンテナンスも回数が少なく、設備の入れ替えも貯蓄から無理なく出すことが出来れば不安に襲われることなく幸せに暮らしていくことが出来るでしょう。

おうちの相談窓口では、無駄にならないおうちの買い方についての考え方の共有や、買った後のことを考えた家づくりのお手伝いをさせて頂いております。
相談は無料ですので、納得の家づくりをサポートさせて頂きます。

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