家づくり豆知識2020年12月14日住宅を購入したい人と現実のギャップ。【家の資産性について】

皆さんこんにちは

今回は家の資産性についてお話していきたいと思います。

住宅を購入したいという方が、【家は資産になるから】とおっしゃる方がいます。

しかし、いざお話を進めていくと、安いほうがいい。高い住宅ローンは組みたくないといって、建売を購入される方もいます。

家が欲しいと子供のころから思っていた方や、実家が一戸建てなので一戸建てがいいという方はいろいろあっても最終的に注文住宅で建てる方が多いです。

【家が資産になる】というワードにもお客様の考え方はそれぞれなのでいろいろな意味があると思います。

そのことについてよくあるケースと抱えているギャップについてお話していきたいと思います。

★ 家を将来売るための資産と考える

家を購入するけど、ずっと住むかはわからないから売れる家にしたいという方の考えです。

そういう方に限って【長く住むかわからないからローコストで建てたい】とおっしゃるのです。

自分たちは住む期間が短いから安いほうがいいと思っていると思いますが、その家を買う次に住む方はローコストで建てた家を欲しいと思うでしょうか?

土地が売れればいいと思う方もいると思いますが、いざ売れたときに建物の金額分までの金額は手元に入っては来ないでしょう。

 

★ 将来子供のために相続するための資産と考える

子供に資産として残したい。という方もいます。

とても素晴らしいことですが、ここでも考えが二極化します。

売るための資産として残したいのか、二代にわたって住み続けることが出来る家にするのかということです。

前者のお話をすると、立地や利便性が良くないと売る資産価値は得られないでしょう。後者の場合は家の性能を上げないと長持ちする家にはなりません。

これまでの文を読んで、『何言ってんだよ、当たり前だろ』と思うかもしれませんが、いざ相談をはじめたり当事者になると都合のいいことを考えてしまうので、このようなことになってしまうのです。

 

投資額が少ないのに将来の資産性がとてつもなく上がっていてほしいという願望だけでは願いはかなえられません。

家に資産性を求めることは二代にわたって住み続ける家以外はあまり考えない方が良いと思います。

 

それより大切なのは自分たちが住む家が本当に欲しいかどうか?ということです。

自分たちが年を重ねて、子供が自分たちの家に住みたくないといわれた場合は、自分が住んでいる家を担保に資金調達が出来るリバースモーゲージという選択肢も増えるので、資産として考えることが出来ます。しかし、ボロボロの家だと資金調達の額もガクッと減ってしまいますので、バランスの良い建物と土地の金額をかけることが重要です。

中途半端な気持ちで都合のいいことばかり考えていると絶対に買えませんし、無理して買ってもあとで後悔することになります。ライフプランをしっかり立てて、着実に家を買うことが一番大切なことです。

 

家を考えたときに欲しいけど、ほんの少しでもネガティブなことで悩むのであればすぐ相談にいらしてください。欲しいと思っているなら全力で応援させていただきます。