家づくり豆知識2021年6月14日【家 相談 どこ?】家を衝動買いする人はこんな感じの人

皆さんこんにちは
今回は衝動買いする人はこんな感じの人というテーマでお話していきたいと思います。

数千万円もする買い物だからといって、誰もが慎重にことを進めるとは限りません。
Aさんは、週末のまとめ買いにスーパーへ出かける途中で、建売の一戸建てに遭遇。出産間近の妻に促され、冷やかし程度の気持ちで見学に入ったところ、出てきたときには、既に申込書に必要事項を記入済みでした。

何故、彼は即決したのでしょうか。
Aさんに似た人は、案外たくさんいそうな気がします。あなたもそのうちの一人ではありませんか?

このように、衝動買いしてしまう人には、ある特徴が見られます。まず、家での過ごし方や暮らし方がわかっていない人です。
自宅での暮らしが希薄で、家を活かした生活をしていないので、間取りの使い勝手の悪さ、キッチン浴室など水回り設備の古さ、収納スペースの少なさ、友達を呼べない狭さなど、ほとんど何も気になりません。もっとこうすれば住みやすくなる!という具体的な住まいへの要望など持ちようがないのです。
そして建売はどれも新品の設備が入っているので、今住んでいる賃貸のグレードと比べるとどれもより魅力的に見えることも即決の理由でしょう。
自分の住まいに対するニーズなど全く考えたことがない、という人です。住まいは暮らしの器なので、暮らしがなければ、器もどうでもいい、ということになってしまうのです。

夫婦の場合、よく住宅購入のイニシアチブは夫ではなく妻がとるといわれるのは、もっぱら家事の担い手は妻であるため、家の中のことを知りつくしているからなのです。昨今は専業主婦より、共働き夫婦やシングルが増え、女性といえども家事から遠ざかった仕事人間も珍しくありません。女性だからといって衝動買いから免れる、ということにはならないようです。

また、日頃住まいに関心がないため、住宅関連の雑誌や書籍にも縁がありません。モデルルームや、モデルハウスに行く機会もないので、いま現在、どんな住まいが標準的か、どんな住まいが進歩的か、といった住宅の水準つまりモノサシを持っていません。もちろん、高い、安いといった相場感もありません。何をどう選んでいいのか分からない人の前に突然、今より広くて、便利そうな設備とおしゃれなインテリアが並ぶモデルルームが現れ、妻に欲しい!と切望され、家賃並みで買える!と営業マンに説得されれば、迷う隙も与えられず、即決!という道を選んでしまっても不思議ではありません。

でも、一度マイホームを持つと、転勤でもない限り、子供が独立するまでの間、ほぼ20~30年の長きにわたって住み続けることになります。新居では全てが物珍しく、我が家に対する関心が俄かに高まります。すると、あれ?こんなはずではなかった、と思う箇所がいくつも浮上してきます。しかし、後悔したところで、すぐに自宅を処分して転居するわけにはいきません。

自分に合った住まいに巡り合うには、第一に自分や家族の暮らし方とその暮らしにあった住まいの条件を明確にしておくことがまず求められます。そして第二に、世の中で販売されている住宅の状況を把握し、自分の資金力に見合った所有形態、住宅の立地、住宅形態やデザインの種類、設備・仕様の種類やグレードなどの概略も把握しておくことが必要です。様々な住宅を、我が家の条件に照らし合わせてみた上で、一番合致するものを選ぶことが自分らしい住まい選びだとしたら、この2点ができてはじめて、自分らしい住まい選びの基盤が整うのです。

逆に、自分が欲しい家のイメージがきっちり出来上がっている人も決断がはやいです。そうではない方は、少しでも都心に近い場所の土地を探し続けていたり、駅近で広い土地を探し続けたりと資金力を無視した計画になってしまい、何年間も無駄にすることになるのです。

とはいえ、住まいは衣類のように、トッカエヒッカエ、色々なデザインやスタイルを試し、失敗を重ねて自分流の服装体系や着こなしを確立することは難しく、経験にも限りがあります。そこで、これから住経験が乏しくてもできる、自分が住みたい家のイメージづくりのお手伝いをさせていただいたり、お金のプロや営業をされない住宅のプロをご紹介したりできる当店を是非ご活用ください。