家づくり豆知識2021年10月11日【家 相談 どこ?】賃貸のイメージを引きずらないのが家を手に入れるコツ

皆さんこんにちは

今回は「賃貸のイメージを引きずらないのが家を手に入れるコツ」というテーマでお話したいと思います。

家が欲しい方から出る要望の多くは
「徒歩15分以内」「今の家賃と変わらないくらいで」「広いほうがいい」「職場が23区内なので職場にできるだけ近く」
というものです。

客観的に見て皆さんはどう思いますか?
「そうに決まっている」「それなら買う意味ない」と思っている方や
「ちょっと厳しそう」「全部は無理なんじゃない?」と思っている方もいるとおもいます。

家を買うということは【定住】するということ。
賃貸は借りているので引っ越すことは簡単ですが、
家を買うということは手放すことは容易ではなくなるので「それだったらできる限り理想の家が欲しい」と思うのは当然だと思います。

じつはこれが家が買えない大きな落とし穴なんです。
住宅購入はお金を武器にできる椅子取りゲームだと私は考えています。

イスは取られたらもうその椅子は戻ってきません。
そして、住みたいと強く思ってお金をその分出せる方が、人気のイスをどんどん先取りしていきます。
一方で、身の丈に合った椅子には目もくれず、
身の丈に合わなくて買えないのにいつか身の丈にあう椅子に出会えることを信じてをずっと探し続けている方がずっと家を買わず、探し続けています。

どうしたら解決できるのか?

それは「正しい知識とシンプルに考える」ことです。

「正しい知識」とは【賃貸と持家】はそもそもが違うということです。
賃貸は大きく建てられて、高く建てられるエリアにつくられます。
駅の周辺は「商業地域」に指定されていることが多く
土地の利用価値が高いため、土地の金額が高いです。
そこにたくさんの人が住める住居を建てて、たくさんの人から家賃をもらって
投資用の住宅ローンにあてたり、修繕用のお金をためて
残ったものが利益となるのです。

一方、持ち家はどうかというと、
一家族占有の土地となり建物となるので、土地の使い方としては贅沢なものとなります。
当然土地の利用価値の高いエリアで家を建てるとなるとそれなりのお金が必要となるでしょう。
たくさんの人がお金を出し合って住んでいる賃貸と比べて、一人で買うとなると負担が大きいことはこの説明でわかっていただけると思います。

そして持ち家を建てる場所はどこかというと、商業地域から離れた場所に決める方が多いのは【第一種低層住居専用地域】というエリアです。
駅から多少離れていますが、土地の利用価値は読んで字のごとく住居専用なので、持ち家を建てる目的のためにある地域になっています。

今住んでいる駅の近くの賃貸で暮らしていると、当たり前のことのように感じますが、そのイメージのまま家を持とうとするとこういうギャップに直面し、
諦めてしまう方が続出してしまいます。

お仕事の関係でどうしても駅がいいという方は自分の身の丈に合った住居を探しましょう。中古マンションがおすすめです。
新築マンションのメリットは読んで字のごとく【新築】であるということです。そして「賃貸」より設備がグレードアップしているということです。それ以外はあまり中古マンションと変わりません。
デメリットについてですが、一番は【値崩れしやすい】ということ。売ることが前提でお話しませんが、買ってすぐ価値が下がるなら、中古マンションを買ってリノベーションをした方が自分の好みのスタイルにできるし、金額も安いという面で見れば中古マンションの方がお得だと思いませんか?
それに加えて【新築】だからこそのデメリットもあります。それは「積立修繕基金」についてです。マンションの修繕は居住者がお金を出し合って行うのですが、毎月コツコツの集金ではスタート時に何かあった場合のお金が足りなくなる可能性があるということで、あらかじめ入居の際にまとまった金額を支払う必要があるのです。
50~60万円かかるケースが多いようです。新築のモデルルームなどのチラシには積立修繕基金がいくらかかるかは【未定】となっているものが多いように感じます。
買うときにはじめて、【50万~60万かかります】といわれたらなんだかがっかりしそうですね。

とにかくお金をたくさん持っていて、住宅にたくさんかけれる方は、賃貸と同じような場所に理想の一戸建てを建てるのがいいでしょう。
しかし、そうもいかない方が多いのも事実です。自分の身の丈に合った家は何なのか、どこで建てるのが身の丈に合っているのかを
自分の力で探すことはとても大変です。

そこでそのお手伝いをするのが私たちおうちの相談窓口です。
まず自分の身の丈を知り、身の丈に合った建物、土地探しをお手伝いします。

迷ったら数々のお客様と一緒に考えてきた私たちに是非ご相談ください。